新国立劇場バレエ団 ガラ公演 クラシック・バレエ・ハイライツを見たよ

昨年所属している吹奏楽団で白鳥の湖を演奏したんですが、確かリハーサルの日にホールでバレエが来るよーってチラシを見てこれは!と思ったら一緒にいた同じパートの友達がチケットとってくれて行ってきました。バレエはまったくの初心者で興味本位も甚だしい感じだったのですが、本当に素晴らしかったです!

演目はこちら。

技術的なところは全然わからないので( ゚д゚)ポカーンて見るしかないんだけど、ドン・キホーテのキトリ役の寺田亜沙子さんがすごかった!手足がすらっと長くて、すごいキレのある踊りなのー!全可動式フィギュアみたいな…(意味が分からないw)とにかく見惚れてしまいました!32回転…もしたのかな?もうなんせ立ち居振舞いが素晴らしくて!きりっとした華やかな表情もすてきでした。でも、お目当ての白鳥の湖のオデット役の米沢唯さん*1の儚げなんだけど凛とした踊り…たぶんこういう踊りのほうがきっと難しいんだろうな…と思った。これがプリンシパルソリストの違いなのかな…?白鳥の湖は群舞のみなさんも一糸乱れぬ踊りだし、凄い姿勢でずーっと静止してるもんね…。音楽も自分が演奏したものが流れて大変満足でした、ピアノだけ生演奏で、オケはいなかったけど、たぶんオケがいたら倍くらい料金とられますね^^いちおうオケピあるんだけどねー。ガラ公演だから仕方ないんだろうけど、どうも話の流れ?が逆行してない?てところで幕だったのが納得いかない…ちょっと音楽かじってるとめんどくさいね…でも全幕を絶対に観たい!と思った、機会がありますように!

以下、演目紹介など抜粋したもの。

第1部

『パ・ド・カトル』音楽:チェーザレ・プーニ 再構成:大原永子

グラン:米沢 唯 グリッジ:堀口 純 チェリート:細田千晶 タリオーニ:本島美和
元はジュール・ペローがプーニの曲に振り付けた、ガラ公演などでよく上演されるプロットのない一幕バレエ。1845年にロンドンで初演。当時最高のバレリーナ4名が一同に会して技を競い合う作品ということで、一大イベントだったと言われている。残念ながらペローの振付は失われたが、その後1936年にレスターがマルコワ=ドーリン・バレエに、41年にドーリンがアメリカン・バレエ・シアターに振り付けている。

『アリアのための序曲』音楽:ヨハン・セバスティアン・バッハ 振付:貝川鐵夫

貝川鐵夫、輪島拓也、吉本泰久
男性3名によって踊られる作品。バレエ団メンバー貝川鐵夫(姫路市出身)により、2012年12月に新国立劇場で上演された。静謐な中にも男性ならではの力強さを感じさせる魅力的な小品である。

ドン・キホーテ』第3幕よりグラン・パ・ド・ドゥ 音楽:レオン・ミンクス 振付:マリウス・プティパ/アレクサンドル・ゴルスキー 改訂振付:アレクセイ・ファジェーチェフ

キトリ:寺田亜沙子 バジル:奥村康祐
スペインを舞台にした、明るい恋物語。町の人気娘キトリと床屋バジルの恋に、貴族と結婚させようと画策しているキトリの父親は大反対。そこで、ドン・キホーテがひと肌脱ぐことになるが…。第3幕は、キトリとバジルが盛大な結婚式を挙げる場面。ここで踊られるキトリとバジルのグラン・パ・ド・ドゥは、片足で32回転する高度な技などが盛り込まれており、抜粋上演されることも多い。今回はこのグラン・パ・ド・ドゥに女性ダンサーによるアントレ(導入)とヴァリエーションが挿入されたより華やかなロング・バージョンを上演する。

第2部

白鳥の湖』第2幕 音楽:ピョートル・イリイチチャイコフスキー 振付:マリウス・プティパ、レフ・イワーノフ

オデット:小野絢子(体調不良のため米沢唯さんに変更) ジークフリード:福岡雄大
古典バレエの代名詞ともいえる名作。チャイコフスキーの哀切に満ちた曲想にのせて白鳥に変えられたオデット姫と王子の恋を描く。第2幕は、王子がオデット姫に会う場面。悪魔ロートバルトによって白鳥に変えられたオデットたちは、夜だけ人間の姿に戻ることができる。王子は気高く美しいオデットの哀しい身の上を聞き、彼女を魔法から解くために愛を誓う。王子とオデットのパ・ド・ドゥ、有名な4羽の白鳥、また、新国立劇場バレエ団ならではの整然と美しく揃った白鳥の群舞など見所はつきない。

*1:予定では小野絢子さんでしたが体調不良のため交代