トワイライトを読んだよ(ネタばれあり)

トワイライト 上 (ヴィレッジブックス)

トワイライト 上 (ヴィレッジブックス)

洋書・洋画ってほぼ読まない/見ないんですが、なんでかって、国内のエンタテイメントを追うだけでじゅうぶん、翻訳文になじめない、字幕追うのがめんどくさい、とかいろいろ思い当たる理由はあるんだけど、楽しみの幅をせばめてるな~と実感、ここ2週間くらいどっぷりはまってました、、、おもしろければ雑食。
もうひとつ、改めて気づいたのが登場人物に自己投影しないなー、ということ。いわゆる男子2人がヒロインのことを好きなんだけども、「どっちもなんて、選べない!><」ていう少女漫画どストライクな展開にもヒロインにまったく共感できず、どっちかはっきりせーや!片方の男子邪魔なんだよ!みたいに終始感じてしまってすみません(いやヒロインの心は決まってるし男子は別に悪くないよ・・・と貸してくれた友達がかばってくれたよ・・・天使・・・)、もう失くしてしまったよね、少女の心なんて・・・(望遠)。ヒロインの性格にもよるか、Oh!Myダーリンでは小土居くんではなくシンちゃん派だったし、天使なんかじゃないは、、、ケンちゃんも大好きだけど晃かなーやっぱり(例として挙げた漫画が古いw)。白黒はっきりつけたいタイプ。
わたしが感情移入するのは、登場人物の関係性だったり、展開だったりで、あくまで自分は第3者目線で、自分が主人公だったら、ていう欲が皆無なんだな。自分が冒険するドラクエも好きじゃないし*1、夢にアイドルが出てきてもアイドルはアイドルなのよね、夢くらいその設定なくてもいいのにって思うんだけどw 登場人物にシンクロといえば同属嫌悪的に悪い意味でシンクロしていやーな気持ちになるくらい。もったいない・・・昔は海外ものの少女小説なんか読んでその世界観にあこがれたりもしたけど、今はないなー、まるまるファンタジーとかもあんまり。ちょっとリアリティがあるほうが面白く読める、、、というかリアリティがないと面白く読めない、つまんないなぁ。いろいろ考えたけどどこが転機だったのか、俺の天使の心どこ行った・・・。
でもこの第3者目線こそが、おたくマインドを加速させてるんじゃないかなーとも思う、自分にシンクロさせないで、あくまで傍観者の立場でキャラ萌え、シチュエーション萌え、関係性萌え、に発展させていくところ…こっちのほうがが歯止めがきかない気がするのでやっぱり危険だなw
男子の求愛がいかにも外国人っぽいのに慣れてないからか、あんまり萌えはなかったかも、日本男児たるもの、恥じらいがないと!(何それ)

以下ネタバレ。


そもそも、吸血鬼と人間の恋ってのも知らなくて、正体がはっきりするところからどっきどきだったわw無知すぎたのが余計に楽しめた。世界観がしっかりしててすごい読みごたえがある。これからどーなるの???て思いながらページをめくる手が止まらなかった。そして展開がことごとく思ってたのと違くて、まさかの妊娠(避妊しろし!…て意味あるのかな?)、転生するかしないかあんだけ揉めたのにあっさり転生するし(なりゆきでしかたないけど)、すごい悲劇的に終わるのかと思ったら…!?みたいな。ほんとざくざく読みすぎちゃったよ…。

それでも吸血鬼の生活風景や、ベラが転生してからの吸血鬼視点の描写もおもしろいし、結婚式はじめイチャコラするシーンもイイし、青春!そして永遠の愛!壮大なストーリーだったなー。

ペーパーバック版はゴツボ×リュウジが表紙絵を描いててびっくりした、合ってるかどうかは別としてわたしは好き。あと、映画はおおむね酷評みたいですがwエドワードの吹き替えを櫻井孝宏が!やっているので、盛り上がってるうちに観たいなーと思ってます。

*1:ドラクエは主人公がしゃべらない